中国のビルで2度爆発 2人死傷

中国北東部吉林(Jilin)省長春(Changchun)にある高層ビルで25日、2度の爆発があり、1人が死亡、1人が負傷した。地元当局が明らかにした。刑事事件としての捜査が開始されたという。

 長春市がソーシャルメディア上で発表したところによると、高層ビル「万達広場(Wanda Plaza)」で午後3時13分(日本時間午後4時13分)ごろ、最初の爆発が発生。消防当局に対し、ビルの地下駐車場で車1台が爆発したとの通報があったという。

 その3分後、同ビルの30階にある事務所で2度目の爆発が起きた。当初の発表では、この2度目の爆発で1人が死亡したとされていた。負傷者がけがをした場所は不明。

 同市は、刑事事件として捜査が開始されたことも明らかにした。

 国営紙・北京青年報(Beijing Youth Daily)は、爆発音は20回以上聞こえ、ビル周辺の建物からも人々が避難したという複数の目撃証言を報じている。

 ソーシャルメディアに投稿された映像には、交通量が多い道路が煙に覆われ、人々が逃げる様子や、高層ビルの上階で爆発が起きる様子が捉えられている。ただAFPでは、映像の信ぴょう性を独自検証するには至っていない。